国内女子ツアーのｍｅｉｊｉ カップが9日、北海道の札幌国際カントリークラブ 島松コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。33歳の西山ゆかりが鈴木愛とのプレーオフを制し、悲願のツアー初勝利を挙げた。

　この日トップタイから出た西山は、2連続を含む4バーディのチャージで前半のうちに通算9アンダーまで伸ばすも、後半は一転してパーを続ける我慢の展開に。すると、迎えた17番パー3で手痛いボギーを喫し、18ホールを通じて4バーディ、1ボギーの3アンダー69で、通算8アンダーに並んだ鈴木とのプレーオフに突入。それでも、2ホール目で意地のバーディを奪い、国内男子ツアー5勝を誇る師匠・芹澤信雄をキャディに従えた「夢の一週間」を最高の形で終えることとなった。

　通算7アンダーの3位タイにつけたのは、賞金ランキング首位のイ・ボミ（韓）と大会連覇を経験しているフォン・シャンシャン（中）の2人。昨季大会覇者の申ジエ（韓）が通算6アンダーの単独5位に続いた。今年4月にツアー初勝利を挙げて以来の地元北海道凱旋となった菊地絵理香は、5バーディ、ノーボギーの5アンダー67とスコアを伸ばし、飯島茜と並ぶ通算5アンダー6位タイで大会を終えている。

　そのほか、前週に全英リコー女子オープンを戦った渡邉彩香とテレサ・ルー（台）は通算3アンダー9位タイ。同じく全英帰りの大山志保は1アンダー71と伸ばし切れず、通算2アンダー15位タイとなった。また、前週からの連勝を狙った原江里菜は、3日連続の「73」で通算3オーバー38位タイとなっている。