国内女子ツアーのサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントが19日、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前田陽子が4アンダー68でラウンドし、通算8アンダーで今季初勝利を挙げた。

　トップと3打差の3位タイから出た前田は、立ち上がりの2番でバーディを奪うと、7番、9番でもスコアを伸ばす。単独首位から出た李知姫（韓）が伸び悩むなか、フロントナインのうちに単独首位に立つと、サンデーバックナインでも1つスコアを伸ばしてホールアウト。最終ラウンドはノーボギーと完璧な内容で、昨年11月の伊藤園レディス以来となるツアー通算2勝目を飾った。

　通算7アンダーの2位タイには、李、賞金ランキングトップのイ・ボミ（韓）、7アンダー「65」をマークした原江里菜が並んだ。今季2勝目を狙った李だったが、7番までに2つのボギーを叩くと、その後は2バーディを奪うにとどまりイーブンパー72とスコアを伸ばすことができず。3戦連続の2位（タイ）と悔しい結果に終わった。

　その他上位は、通算6アンダー5位タイに申ジエ（韓）、菊地絵理香、飯島茜、O.サタヤ（タイ）が入った。1打差単独2位から逆転を狙った葭葉ルミは3オーバー75と崩れ、通算3アンダーで昨季賞金女王のアン・ソンジュ（韓）、アマチュアの新垣比菜（興南高2年）らと同じ9位タイとなっている。

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