国内女子ツアーの今季公式戦第3戦、日本女子オープンゴルフ選手権競技は3日、石川県の片山津ゴルフ倶楽部 白山コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。菊地絵理香が5アンダー「67」を叩き出し、通算4アンダーで優勝に王手をかけた。

　トップと5打差の13位タイから出た菊地は、1番パー5で幸先よくバーディをマークすると、5番、9番もスコアを伸ばし、前半を3アンダーでハーフターン。後半立ち上がりの10番はボギーとするも、11番からの3ホールで2つ、さらに16番からは連続バーディをマークし、7バーディ、2ボギーの内容でホールアウト。アンダーパーでラウンドしたのがわずか3人の中で一人大きくスコアを伸ばした。今季は4月のKKT杯バンテリンレディスオープンでツアーはツアー初優勝を飾ったが、2勝目をメジャー大会で飾ることは出来るだろうか。

　通算3アンダー単独2位には柏原明日架。11番までに2アンダーとスコアを伸ばしていたが、12番から連続ボギー。さらに1アンダーで迎えた18番パー5では第3打をグリーン左のバンカーに外してボギーとし、4バーディ、4ボギーのイーブンパー72のラウンドとなった。昨年プロテストに合格したばかりの19歳は、リーダーボードのトップで最終日を迎えることはできなかったが、大舞台での初優勝を逆転で狙う。

　通算2アンダー単独3位に、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.4のユ・ソヨン（韓）。通算1アンダー4位タイには、香妻琴乃と同ランク10位のチョン・インジ（韓）がつけている。賞金ランキングでトップを走るイ・ボミ（韓）は2オーバー74とスコアを落とし、通算1オーバーで、堀琴音と同じ7位タイ。通算2オーバー9位タイに、昨季賞金女王のアン・ソンジュ（韓）と原江里菜が並んでいる。

　アマチュア勢は、勝みなみ（鹿児島高2年）が通算3オーバーで11位タイ。4位タイからスタートした新垣比菜（興南高2年）は8オーバー80と崩れ、永井花奈（日出高3年）らと共に通算7オーバー35位タイに沈んでいる。