国内女子ツアーのゴルフ5レディス プロゴルフトーナメントが6日、岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。イ・ボミ（韓）がプレーオフの末に成田美寿々を下し、今季4勝目を挙げた。

　2打差の単独首位から出たイ・ボミは、最初の5ホールで3つのバーディを奪うなど、10番までに4つスコアを伸ばしていたが、12番でボギーを喫すると、16番でもスコアを落とし、4バーディ、2ボギーの2アンダー70でホールアウト。すると、この日10番でイーグルをマークするなど7アンダー65と猛チャージをかけた成田に追いつかれ、両者ともに通算11アンダーで勝負の行方はプレーオフへと持つこれむ。

　18番ホールの繰り返しで行われたプレーオフは、4ホール目までお互いにパーセーブが続く展開となったが、迎えた5ホール目。成田がティーショットを林に入れてボギーとしたのに対し、イ・ボミはしっかりとパーセーブに成功して勝負あり。前週のニトリレディスに続く、2週連続完全優勝はツアー史上初の快挙となった。一方、得意としているプレーオフで敗れた成田は、2年連続で単独2位と悔しい結果に終わっている。

　その他上位は、トップと1打差の3位タイにテレサ・ルー（台）、通算9アンダーの4位タイには今季初勝利を狙った上田桃子が入っている。通算8アンダーの5位タイには、昨季賞金女王のアン・ソンジュ（韓）をはじめ、藤田光里、三塚優子、吉田弓美子、柏原明日架、井芹美保子が並んだ。アマチュアのアマチュアの稲見萌寧（日本ウェルネス高1年）は通算6アンダーで11位タイ。前田陽子、松森彩香、菊地絵理香は通算4アンダー17位タイで大会を終えている。