海外男子
注目選手振り返りと展望 ?ローリー・マキロイ? Part1
2015年1月6日(火)午後1:40
メジャー2勝、ライダーカップ優勝、断トツの世界ランキングNo.1。2014年シーズンは、ローリー・マキロイ(25歳/北アイルランド)の復活という言葉で集約できるのかもしれない。
もう昔のことのように感じられるが、マキロイはクラブの契約変更、元マネジメント会社との訴訟、そしてプロテニス選手カロライン・ウォズニアッキとの恋仲と、ここ1、2年はプレー以外の話題ばかりが目立っていた。2014年は1月1日にウォズニアッキとの婚約を発表し明るいニュースで始まったが、ゴルフでは罰打による優勝逃しという上昇ムードが台無しになるようなスタートだった。
マキロイは、欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権第3ラウンド、ドロップの処置が違反となり2打のペナルティ。結局優勝したパブロ・ララサバル(スペイン)に1打差の2位タイに終わったことは、まだ不調から抜け出せていなかったマキロイにとって痛かっただろう。
マキロイは続くオメガ・ドバイ・デザート・クラシックでも第3ラウンドを終えて単独2位につけたものの、自滅して優勝できず。そして5月には結婚式の招待状を送り終えたあとに婚約破棄と、驚くようなニュースが飛び交った。「すべては自分のせい。結婚の準備ができていなかった」と語ったマキロイの精神状態に不安が感じられたが、奇しくも快進撃が始まったのはちょうどこの頃からだった。