ライダーカップで欧州を3連覇に導いたポール・マクギンリーが、今度は五輪で母国アイルランドを率いることがわかった。

　今年9月に行われた欧米決戦ライダーカップでは、曲者ぞろいの欧州チームを見事まとめあげたマクギンリー。大会後に不満が噴出した米国チームに比べ、期間中には「嵐が訪れても我々は岩になろう」というメッセージを送り、チームの結束力を高めた欧州主将の人心掌握術には賛辞の声が上がっていた。

　そのマクギンリーが今度は母国を五輪優勝に導く大役を任されることになった。現地時間11日、アイルランド五輪評議会は、2016年リオデジャネイロ五輪のゴルフを含む17競技の代表チームリーダーを発表。マクギンリーは当然のように母国の五輪ゴルフチームのキャプテンに任命された。

　何より楽しみなのは欧米決戦で、欧州3連覇の立役者となったローリー・マキロイとのコンビ復活だ。北アイルランド出身ながらアマチュアの時からアイルランド代表としてプレーしてきたマキロイには、英国代表としてプレーする道もあったものの今年6月にアイルランドを選択したことを宣言していた。