来季の米下部ウェブ・ドットコム・ツアー出場権をかけたファイナル・クォリファイング・スクール（最終予選会）は現地時間11日、フロリダ州PGAナショナルのチャンピオンC（CC）と、ファジオC（FC）を舞台に第1ラウンドの競技を終了。日本から唯一出場している小平智は、ファジオCを1アンダー71で回り38位タイにつけている。

　ファーストQT、セカンドQTと勝ち進み、ファイナルQTにコマを進めた小平。この日は1番をバーディとしながらも、その後はボギーとバーディが交互に来る展開に。結局、4バーディを奪いながら、3ボギーを喫し、トップと6打差の38位タイで初日の競技を終えた。ファジオCは比較的スコアが出ていただけにもう少し伸ばしておきたかったところ。

　しかし大会は6日間（108ホール）と長丁場。トップ通過もまだまだ十分可能だ。加えて小平には爆発力がある。セカンドQTでは単独首位で迎えた最終日に、1イーグル、7バーディの9アンダー63とひとり別格のゴルフを展開。後続になんと13打の大差をつけて、楽々次なるステージへコマを進めてみせた。最終予選でも再び爆発となるか？

　トップは7アンダー65（FC）をマークしたテイン・リー（米）。前半こそイーブンパーと静かな立ち上がりとなったが、後半は3番からの7連続を含む8バーディ（1ボギー）を量産して一気に浮上した。尚、優勝者にはフル出場権、トップ10に入れば少なくとも3回目の入れ替えまで、45位以内に入れば2回目の入れ替えまでツアーカードが保証される。