国内女子ツアーの新人戦 LPGA加賀電子カップが11日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に開幕し、初日の競技を終了。米サンフランシスコ出身の日系米国人、平野ジェニファーが3アンダー69をマークし、首位に立った。

　今季ステップ・アップ・ツアー グランヴィリオレディースで優勝した平野は、3番、6番でバーディを奪い、2アンダーで折り返すと、後半でも13番から連続バーディをマークし、4バーディ、1ボギーで後続に3打差をつけた。2日間で行われる今大会なだけに、3ストローク差は大きなアドバンテージ。一生に一度しかないタイトル獲得に向けて、このリードを守り切れるだろうか。

　その平野を追う2位タイには、今大会の優勝候補筆頭に挙げられている堀琴音と、プロテストをトップ合格した山田成美の2人が並んだ。堀は、前半で3つのボギーを叩くなど、やや不安定なプレーが続いたが、後半にしっかりと取り返し、4バーディ、4ボギーのイーブンパー72で18ホールを回った。

　その他上位には、5打差の4位タイに、レギュラーツアーのマスターズGCレディースで15位タイに入った柏原明日架、大西葵、永峰咲希、植田希実子の4人が入り、3オーバー75の8位タイには、ごうぎんDuoカード・レディーストーナメントを制した北村響ら3人がつけている。

　一方、今季レギュラーツアーで2度のトップ5フィニッシュを記録した山城奈々は、7番からの3ホールで7つスコアを落とすなど大乱調。1バーディ、5ボギー、2ダブルボギー、1トリプルボギーの11オーバー83で、出場選手26人中25位に沈んでいる。