米男子下部のウェブ・ドットコム・ツアーは、現地時間11日から米フロリダ州パームビーチガーデンスのPGAナショナルでファイナル・クォリファイング・スクール（最終予選会）を開催。日本から参戦する小平智を含む150選手が集まり、米ツアーへの登竜門のウェブ・ドットコム・ツアー入りを目指す。

　大会は6日間（108ホール）にわたって2コース（チャンピオンC、ファジオC）で行われ、優勝者にはウェブ・ドットコム・ツアーのフル出場資格が与えられる。全選手がすでに条件付きで下部ツアー参加資格を手にしているが、トップ10に入れば少なくとも3回目の入れ替えまで、45位以内に入れば2回目の入れ替えまでツアーカードが保証される。

　現在、米ツアー参戦には下部ツアーの最終戦で好成績を収める以外の道は少なく、昨季レギュラーツアーの出場権を獲得した50選手は、すべて下部ツアーから上がっている。

　小平は2013年の全英オープンで海外デビューを果たしたものの、残念ながら予選落ち。その後の世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズ、ブリヂストン招待では65位タイに入った。今季の国内ツアーはダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメントで優勝。カシオワールドオープンゴルフトーナメントでは3位タイ、最終戦のゴルフ日本シリーズＪＴカップでも9位タイと好成績でシーズンを終えており、好調をフロリダまで持ち越せるかがカギとなる。