J.スピースが独走でVに王手! 松山は12位タイで最終日へ
2014年12月7日(日)午後0:03
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タイガー・ウッズ(米)がホストを務めるオフ恒例のチャリティイベント、ヒーロー・ワールド・チャレンジは現地時間6日、フロリダ州のアイルワースG&CCを舞台に、サスペンデッドとなっていた第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。初日から先頭を走るジョーダン・スピース(米)が、54ホール終了時点で圧巻の通算20アンダーまでスコアを伸ばし、後続に7ストロークの大差をつけてトップを独走、完全優勝に王手をかけた。
今一番波に乗っている21歳が真価を発揮した。前日17番を終えて通算10アンダー暫定単独トップに立っていたスピースは、この日最初のホールとなった18番をパーで締めて第2ラウンドは5アンダー67でホールアウト。すると、そのままトップで迎えた第3ラウンドでは、2度の3連続を含む9アンダー63(ノーボギー)と大爆発を見せて、トップの座をゆるぎないものにした。因みに通算20アンダーは同大会の54ホール終了時点の最少スコア。
圧巻は最終18番で見せたロングパットだ。20アンダーの大台をかけたバーディパットは約14メートルと距離を残したが、グリーン上を何度も往復し距離感をしっかり確認すると、これを冷静に沈めてガッツポーズ。満足げな笑顔を見せた。前々週は日本ツアーのダンロップフェニックスで3位、そして前週は豪州ツアーのオーストラリアン・オープンで優勝を飾ったばかり。現在絶好調のスピースが、2週連続優勝に大きく近づいている。
以下上位陣は、通算13アンダー2位タイにキーガン・ブラッドリー(米)とヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、通算11アンダー単独4位にパトリック・リード(米)、通算10アンダー単独5イにジャスティン・ローズ(英)が続く展開。ディフェンディング・チャンピオンのザック・ジョンソン(米)は、第3ラウンドでスコアを伸ばすことが出来ず、通算6アンダー単独11位タイに順位を下げた。
日本勢として同大会初出場の松山英樹は、1アンダーで折り返した12番パー4でダブルボギーを叩くも、15番、17番でバーディを奪いこの日は1アンダーでラウンド。通算4アンダー12位タイから上位進出を狙う。また、体調不良に苦しむタイガーは、上がり3連続バーディで通算イーブンパーとしたものの、依然として最下位(単独18位)を脱せず。それでも徐々に“らしい”ショットも見せ始めており、最終日は期待してもいいかもしれない
ヒーロー ワールドチャレンジ放送予定
http://www.golfnetwork.co.jp/original/herowc2014/