来季のトーナメント出場権をかけた国内女子ツアーのファイナル・クォリファイング・トーナメント（QT）は5日、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コースを舞台に最終ラウンドの競技が終了。36歳ベテランの佐藤靖子が通算イーブンパーで72ホールを終え、トップ通過を果たした。

　通算スコアが並んだ場合には、最終日からのスコアが良い方が上位となるレギュレーションで、2位には今季賞金ランク59位だったイ・ジミン（韓）、3位には同97位の金井智子が入った。2013年にツアー優勝を果たしているヤング・キム（韓）は通算6オーバーで5位、三塚優子は通算8オーバーで10位、22歳の工藤遥加は、ノーバーディ、4ボギー4オーバー76と4つスコアを落としながらも通算9オーバーで15位と踏みとどまった。

　初日に出遅れながらも、2日目以降に順位を上げた金田久美子は通算11オーバーで23位、若林舞衣子が31位、諸見里しのぶは3オーバー75で通算14オーバーまでスコアを落としながらも34位となり、来季ほぼ全ての試合に出場できる目安となる35位以内を辛うじて確保した。

　ルーキーの堀琴音は通算16オーバーで45位、柏原明日架は通算18オーバーの58位となり、試合数は限られながらも来季のツアー参戦権を獲得。一方、プロテストでトップ通過を果たした山田成実は通算30オーバーの95位に沈んだ。