来季のトーナメント出場権をかけた国内女子ツアーのファイナル・クォリファイング・トーナメント（QT）は、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コースを舞台に第2ラウンドの競技が終了。初日を首位で終えた鬼澤信子が、1オーバー73とスコアを落としながらも通算4アンダーで首位をキープ。2打差の単独2位には佐藤靖子、通算1アンダーの単独3位には金井智子がつけている。

　アンダーパーを記録したのは僅か3名と、多くの選手がスコアメイクに苦しんだ2日目。注目の諸見里しのぶは、3つバーディを奪いならがも、4つボギーを叩いていしまい1オーバー73。それでも順位は前日と変わらず13位タイをキープし、上位で残り2日間を迎えることとなった。

　一方で初日を7オーバー79の58位タイと出遅れた金田久美子は、インスタートの前半で2つのバーディを奪い、1アンダーで折り返す。後半こそ1ボギー、1ダブルボギーとスコアを落としながらも、傷口を最小限にとどめて通算9オーバー。斉藤愛璃らと並んで42位タイに順位を上げた。

　その他の注目選手では、工藤遥加が通算5オーバーで18位タイ、若林舞衣子が通算7オーバー27位タイにつけている。ルーキーの堀琴音は三塚優子らと並んで通算8オーバー32位タイ、柏原明日架は通算16オーバーで出場101選手中91位タイに沈んでいる。