国内女子ツアーの今季最終戦 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは28日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。テレサ・ルー（台）が通算8アンダーで単独首位に立った。

　4日間競技の半分を折り返して、リーダーボードのトップに立ったのは、今季日本女子オープンを制するなど2勝を挙げているルーだった。首位と3打差の4位タイからスタートしたルーは、出だし1番からの連続を含む5つのバーディを前半でマークすると、後半は1バーディ、1ボギーと我慢しながらスコアをキープ。6バーディ、1ボギーの5アンダー67は、この日のベストスコアとなり、後続に2打差をつけての単独トップで残り二日間を迎えることとなった。

　通算6アンダーの2位タイには、初日首位の渡邉彩香、高校時代を過ごした宮崎で初勝利を狙う香妻琴乃、この日4つスコアを伸ばした穴井詩の3人。前日は前半だけで5つのバーディを奪った渡邉だったが、この日は前半を2オーバー。11番から連続バーディを奪い、なんとかイーブンパー72で18ホールを回ったが、スコアを伸ばすことはできなかった。

　その他上位は、首位と4打差の5位タイに成田美寿々、イ・ボミ（韓）、原江里菜の3人。通算3アンダーの8位タイには、ジョン・ヨンジュ（韓）、申ジエ（韓）が並んでいる。すでに賞金女王を確定させているアン・ソンジュ（韓）は通算2アンダーで、ディフェンディング・チャンピオンの大山志保らと並んで10位タイ。今季2勝を挙げている上田桃子は、通算イーブンパーで森田理香子らと並び17位タイとなっている。

　アマチュアから唯一の出場となった勝みなみ（鹿児島高1年）は、上がり3ホールでの2ボギーが響き、通算3オーバーで25位タイ。日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯を制した鈴木愛は2日連続の2オーバー74で通算4オーバー最下位に沈んでいる。