日米両ツアー共催のミズノクラシックは7日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に開幕。前週の樋口久子 森永レディスを制した上田桃子が大会3度目の優勝を狙う。

　2007年に鮮やかな優勝を飾って賞金女王の座を射止めた上田。翌年から米女子ツアー本格参戦を決めると11年に2度目の勝利をものにし“ミズノキラー”の名を欲しいままにした。国内ツアーに専念する今年はCAT Ladiesで復活優勝、そして前週の森永レディスでシーズン2勝目を飾っており、今回も優勝候補のひとりに挙げられている。

　米ツアーでシード落ちに終わった昨年は出場権を逃した。その悔しさを胸にリベンジに燃える上田の“V3”に期待がかかる。また、米ツアーのファイナルQT（予選会）出場を表明した横峯さくらもエントリー。仮に優勝すれば来季のシード獲得となるため、大会に向けるモチベーションも高いだろう。

　その前に立ちはだかるのは、ステイシー・ルイス（米）、カリー・ウェブ（豪）らの米ツアーを代表する実力者たち。米国を主戦場とする日本勢では野村敏京、上原彩子が出場する。アン・ソンジュ、イ・ボミといった国内ツアーを席巻する強豪韓国勢、ディフェンディング・チャンピオンのテレサ・ルー（台）にも注目だ。