国内男子ツアー、マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントが30日からABCゴルフ倶楽部（兵庫県）で開幕。ディフェンディング・チャンピオンの池田勇太が、連覇を目指してプレーする。

　昨年、「大嫌い」と話していたABCゴルフ倶楽部が舞台のこの大会で涙のツアー通算11勝目を飾った池田は、2週前の国内公式戦、日本オープンで優勝。2度目の国内メジャー制覇を達成した。前週のブリヂストンオープンでは最下位の65位に終わったが、調子は悪くなく今週はもちろん優勝候補。選手会長とプレーヤーという二足のわらじで忙しい日々を送るが、賞金ランクも4位まで浮上しており、初の賞金王に就くためにも、苦手意識がなくなったこのトーナメントでしっかり賞金を稼いでおきたい。

　もう一人の注目は片山晋呉だ。現在賞金ランク19位の片山は前週6位タイになった他、2週前の日本オープンでは、池田、小平智と優勝争いを演じ2位タイと好調。出場選手の中でも最も勢いのある選手の一人といえる。しかも、この大会は、2003年、05年、06年と3度制覇しており相性抜群。今週は、史上7人目の永久シード、そして通算5度の賞金王に輝いた男から目が離せそうにない。

　その他、ブリヂストンオープンで優勝した小田孔明、今季3勝の藤田寛之、小平、谷口徹らが出場。シーズン終盤戦でそれぞれが賞金王を目指ししのぎを削る。