米男子ツアーのザ・マクグラドレー・クラシックは現地時間26日、ジョージア州のシー・アイランド・リゾートを舞台に最終ラウンドの競技を行い、ロバート・ストレブ（米）、ウィル・マッケンジー（米）、ブレンドン・デ・ヨング（ジンバブエ）が通算14アンダーで並びプレーオフに突入。2ホール目でバーディを奪ったストレブがツアー初優勝を飾った。

　三つ巴のプレーオフを制したのは最終日18ホールを7アンダー63で回り勢いに乗っていたストレブだった。プレーオフ1ホール目（18番パー4）でパーセーブに失敗したマッケンジーが脱落しストレブとデ・ヨングが残ると、17番パー3で行われた2ホール目でストレブは8番アイアンで会心のティーショット。約1.2メートルのバーディチャンスをしっかり沈め初勝利を手に入れた。

　トップと5打差12位タイで出たこの日はボギースタートと躓いたが前半だけで5つのバーディを奪取すると、後半は13番ボギーの後の14番から4連続バーディを奪い7アンダー63。自身のツアー最少スコアを更新する納得のラウンドでトップに立ち後続を待った。メジャーでプレーしたことがないストレブはこの勝利で来年4月に開催されるマスターズ（4月9?12日／ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC）の出場権を獲得。オクラホマ州出身の27歳にとっては二重の喜びとなった。

　その他上位は、ディフェンディング・チャンピオンのクリス・カーク（米）が、ラッセル・ヘンリー（米）らとともに通算12アンダー4位タイ。デビッド・トムズ（米）は最終日に5アンダー65をマークし38位タイから14位タイに順位を上げた。日本男子ツアー1勝のパク・エスジェイ（韓）は通算6アンダー32位タイ、ホストプロのデービス・ラブIII（米）は通算5アンダーで41位タイで4日間を終えている。