国内女子ツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディースは26日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独トップから出た大山志保が通算19アンダーまでスコアを伸ばし、初日から首位を譲らず完全Vを達成した。

　3打のリードを持ってスタートした大山は、3番までに2つのボギーを喫するなど前半をイーブンパーで折り返すも、後半は出だしの10番からの2連続を含む4バーディ（ノーボギー）と安定したプレーを披露。9月のゴルフ5レディス以来となる今季2勝目、今大会3度目となる優勝を飾った。

　2打差の単独2位には現在賞金ランクトップのアン・ソンジュ（韓）。3週連続優勝とはならなかったが、しっかりと上位をキープしてランキング2位以下との差を広げた。通算16アンダー単独3位に上田桃子、通算15アンダー単独4位には17番パー3でホールインワンを記録した吉田弓美子が入っている。

　その他、米女子ツアー通算10勝を誇るポーラ・クリーマー（米）は4つスコアを伸ばし、渡邉彩香と並んで通算12アンダー6位タイでフィニッシュ。アマチュアの勝みなみ（鹿児島高1年）はこの日のベストスコア7アンダー65を叩き出し、申ジエ（韓）、柏原明日架、金田久美子、鈴木愛らと同じ通算7アンダー15位タイまで順位を上げた。

　また、ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらは14番パー3でホールインワンを記録。4アンダー68の好スコアでラウンドし、通算5アンダー23位タイで4日間の競技を終えている。