国内女子ツアーのNOBUTA GROUP マスターズGCレディースは25日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を終了。単独トップから出た大山志保が通算15アンダーまでスコアを伸ばして、9月のゴルフ5レディス以来となる今季2勝目に王手をかけた。

　2位に1打差の通算12アンダーからスタートした大山はこの日、出だしの1番で幸先良くバーディ発進。その後は4番、7番でボギーを叩き一歩後退したが、8番、9番の連続バーディで息を吹き返す。すると、バックナインではさらに2つバーディを重ね、3アンダー69をマーク。後続との差を3ストロークに広げて最終日の18ホールに挑む。

　その大山を追いかけるのが、通算12アンダーとした吉田弓美子とテレサ・ルー（台）だ。吉田は序盤こそパープレーが続いたが、8番以降の11ホールで6バーディ（ノーボギー）を量産してこの日のベストスコア6アンダー66を記録。ルーも5アンダー67とムービングデーに大きくスコアを伸ばした。

　以下上位は、通算11アンダー4位タイに渡邉彩香とアン・ソンジュ（韓）、通算10アンダー単独6位に上田桃子、通算9アンダー7位タイに鈴木愛と黄アルム（韓）が続く展開。また、招待選手として参戦しているポーラ・クリーマー（米）はチャージが期待されたものの、2つスコアを伸ばすにとどまり、通算8アンダーで前日の7位タイから9位タイに順位を下げている。