米下部のウェブ・ドットコム・ツアーは現地時間21日から24日にかけて3会場でファーストQT（予選会）を開催。カリフォルニア州のモロンゴGCで行われた予選会（72ホールストロークプレー）に挑んだ小平智が通算5アンダー25位タイで、30位タイまでに与えられるセカンドQT出場権を獲得した。

　前週日本オープンで最終日に4アンダー66と追い上げ、2位タイに入った小平はその直後に渡米。予選会では好調さそのままに初日「69（パー72）」、2日目「68」とスコアを伸ばすと、3日目こそ「74」と崩したが、最終日を「72」にまとめて次なるステージへの進出を決めた。

　8月の福島オープン優勝時には「（石川）遼や（松山）英樹みたいに僕は一発でガッといくタイプではない。日本でもQTからコツコツと上がっていったみたいに、アメリカでもそういうふうにいく」と同世代の2人を引合いに出しながらも、自分はあくまでも一歩一歩進んでいくことを宣言していた小平。

　今年から米ツアールーキーとなったパク・エスジェイ（韓）も、国内→下部ツアー経由レギュラーツアー行きを実現させたひとり。そのパクがデビュー戦となったザ・マクグラドレー・クラシックで初日好発進を切ったことは、同じような道を目指す小平にも良い刺激となったはずだ。

　セカンドQTは来月11日から14日、18日から21日の日程で6会場で開催される。