国内女子ツアーの富士通レディースは17日、千葉県東急セブンハンドレッドクラブ 西コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。2週連続優勝を狙うアン・ソンジュ（韓）が、8アンダー64をマークして単独首位発進を切った。

　この日はアウトスタートの6番以降に爆発。4連続バーディを皮切りに9バーディ（1ボギー）を奪ってポールポジションをゲットした。前週のスタンレーレディスで今季4勝目を挙げたアン。これまで2010、11年に4勝を挙げた経験はあるものの、5勝目となれば自身のシーズンベスト更新となる。

　1打差の単独2位に菊地絵理香、3打差の単独3位にO.サタヤ（タイ）、4打差の4位タイに葭葉ルミ、テレサ・ルー（台）が続く展開。また、横峯さくらが2アンダー70の9位タイ、森田理香子が1アンダー71の23位タイと、昨季賞金女王レースを繰り広げた2人がまずまずのスタートを切っている。

　一方、米女子ツアーから参戦の宮里藍、宮里美香はやや出遅れた。5月のサロンパスカップ以来の国内参戦となった藍は、2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことが出来ずイーブンパー72の35位タイ。美香に至ってはダブルボギーを2つ叩く乱調で3オーバー75の64位タイと、2日目のチャージが必要な状況となってしまった。

　また、ディフェンディング・チャンピオンのイ・ナリ（韓）が、5オーバー77で出場96選手中84位タイと波瀾の幕開けとなっている。