国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントが10日、静岡県の東名カントリークラブを舞台に開幕する。今季ツアーも残り8試合となり、各賞レースでの争いが激しさを増すなか、世界遺産となった富士山の裾野で熱い戦いが繰り広げられる。

　現在の賞金ランクのトップを争う、イ・ボミ（同1位）、アン・ソンジュ（同2位）の韓国勢のほか、米女子ツアー常駐組の有村智恵、前週の日本女子オープンゴルフ選手権を制したテレサ・ルー（台／同5位）、同ランク4位につける成田美寿々、同6位の酒井美紀、原江里菜、渡邉彩香、最年少記録で日本女子プロゴルフ選手権を制した鈴木愛など、豪華な面々が集結した。

　特に有村にとっては、この大会は過去に3度制している、相性の良い大会。2009年を初め、2011年と2012年には連覇も達成している。前週大会では、13位タイに終わったものの、2日目終了時点でトップに立つなど調子は上向き。2012年のこの大会以来遠ざかっている、勝利を掴むことはできるだろうか。

　昨季大会は、最終日を3位タイでスタートし、8バーディ、2ボギーの6アンダー66をマークした姜秀衍（韓）が、ツアー初勝利を飾っている。