大山、ショットに安定感欠くも5位タイと健闘! 横峯は連日のジャンプアップならず…
2015年7月13日(月)午前10:06
(写真提供:Getty Images)
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンゴルフ選手権 conducted by the USGAが現地時間12日、ペンシルベニア州のランカスターCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。今大会初出場のチョン・インジ(韓)が逆転でツアー初優勝を挙げる中、単独4位から出た大山志保はイーブンパー70とスコアを伸ばせず、通算3アンダー5位タイで大会を終えた。
トップと5打差からスタートした大山は、出だし1番から幸先良く連続バーディを奪取。4番でボギーを喫するも、6番から再び連続バーディをマークし、通算6アンダーで優勝争いに食い込んだ。しかし、2日目に100%だったフェアウェイキープ率がこの日は50%に半減するなどショットの安定感を欠いた大山は、後半立ち上がりの11番でボギーを叩いた直後、12番パー3でティーショットをグリーン手前の池に入れてしまい痛恨のダブルボギーを喫する。
この時点でトップと4打差まで離された大山は、その後の16番でバーディを獲るも時すでに遅く。迎えた最終18番をボギーで終えて、5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーでのホールアウトとなり、ともに18ホールをプレーしたチョンを捉えることは出来なかった。
12位タイから出た葭葉ルミもイーブンパー70の足踏みで最終日の競技を終了。前半をノーボギーの2アンダーと良い流れで折り返したものの、後半16番でこの日最初のボギーを叩くと、最終18番でもスコアを落とし、2バーディ、2ボギーで日本勢2番手の通算イーブンパー14位タイとなっている。
また、37位タイから出た上原彩子は2アンダー68のラウンドで通算2オーバー20位タイに。葭葉と同じく12位タイからスタートの鈴木愛は4オーバー74と崩れ、通算4オーバー32位タイに終わった。1オーバー71で回った菊地絵理香は通算5オーバー35位タイに入っている。
前日の「67」で54位タイから18位タイにジャンプアップしていた横峯さくらは、前半のうちに4つスコアを落とす。さらにバックナインでも最初の10番でこそバーディを獲るも、そこから2ボギーとスコアを落とし、1バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー76で通算7オーバー47位タイという結果に終わった。
その他の日本勢は、穴井詩が4オーバー74のラウンドで通算10オーバー単独59位。61位タイからスタートした森田遥も2オーバー72とスコアを落とし、通算11オーバー60位タイとなった。
「全米女子オープンゴルフ選手権 conducted by the USGA」最終ラウンドは本日13日(月)午後7時?再放送!
女子メジャー第3戦。今年の開催地ランカスターCCは、1900年に設立されたペンシルバニア州随一のプライベートクラブだ。混戦の昨年大会を制したのは、かつて天才少女と呼ばれたミシェル・ウィーだった。24歳にして11回目の出場を誇るヤングベテランは、首位タイで最終日を迎えると、安定したプレーを続けバックナインへ。16番でダブルボギーを喫するも、続く17番で値千金のバーディーを奪い、2打差で待望のメジャー初優勝を飾った。日本人選手は横峯さくらが7位T、森田理香子が35位、成田美寿々が55位、アマチュアの橋本千里が68位でフィニッシュしている。日本勢悲願のタイトルへ向け、今年もなでしこ達が世界に挑戦する。
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