日本女子プロゴルフ選手権覇者の鈴木愛が、2つ目のビッグタイトル獲得へ向け首位タイに浮上した。

　国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技は4日、滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部 栗東／三上コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。1打差3位タイから出た鈴木が3アンダー69をマークして、ウェイ・ユンジェ（台）と並ぶ通算8アンダートップタイに順位を上げた。

　先の日本女子プロではツアー初優勝をメジャーで飾った鈴木。20歳128日でのメジャー制覇は、20歳27日の平瀬真由美、20歳105日の宮里藍に次ぐ史上3番目の年少記録だった。この日は前半こそ1オーバーに終わったが、折り返してからは3連続を含む5バーディ（1ボギー）と爆発。大舞台で再び真価を発揮し、メジャー2連勝を視界に捉えた。

　2打差の3位タイに今季4勝の申ジエ（韓）、3打差の4位タイに東浩子、黄アルム（韓）、4打差の6位タイにアン・ソンジュ（韓）、菊地絵理香、アマチュアの永井花奈（日出高2年）ら。一方、前日トップに浮上した有村智恵は2つのダブルボギーを喫するなど、この日は3オーバー75の大ブレーキ。ディフェンディング・チャンピオンの宮里美香、テレサ・ルー（台）と並ぶ通算3アンダー11位タイに順位を下げた。

　明日は台風の影響で全国的に天候が荒れることが予想される。メジャーの難しいセッティングとタフなコンディションを制し、国内女子No.1の座に輝くのは果たして誰か？