国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは26日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。昨年大会は米女子ツアーから一時帰国した宮里藍が終盤まで優勝争いを繰り広げたが、今年は2009年大会チャンピオンの有村智恵が約5か月ぶりの国内参戦を果たす。

　今年は参戦2年目の米ツアーで出場16戦中8戦で予選落ちを喫するなど苦しんだ有村。シード獲得ラインの賞金ランキング80位に向け、大逆転に挑んだ前週のヨコハマタイヤLPGAクラシックでも予選落ちに終わり、12月のQスクール（予選会）に回ることが濃厚だ。宮城は高校時代を過ごした第2の故郷でもあり、ここでなんとか復調のきっかけをつかんで欲しい。

　昨年は最終日に宮里とイ・ナリ（韓）が熾烈な優勝争いを展開。宮里は一時トップに立ったが終盤に失速して、イ・ナリがツアー参戦6年目にして念願の初優勝を果たしている。今年はイ・ナリの他、現在賞金ランク首位のイ・ボミ、前週のマンシングウェアレディースを制した申ジエ、アン・ソンジュなど韓国勢が猛烈な勢いを見せており、今大会でも優勝争いの中心となりそう。

　日本勢はやや押され気味だが、シーズン3勝を挙げている成田美寿々、賞金ランク上位の酒井美紀、原江里菜、前週大会で6位タイに入るなど調子を上げてきた横峯さくらを中心になんとか韓国勢の勢いを抑えることが出来るか？