国内女子ツアーの今季公式戦第2戦 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が11日、兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部を舞台に開幕する。同大会は1968年に第1回大会が行われ、今年で47回目の開催。日本の女子プロトーナメントの中では最も長い歴史を持っている。

　今年はディフェンディング・チャンピオン＆現在賞金ランキングトップのイ・ボミ（韓）、シーズン3勝を挙げている成田美寿々、申ジエ（韓）、復活の気配を見せる上田桃子、大山志保、昨季賞金女王の森田理香子などが参戦。予選ラウンドではイ・ボミ、上田、渡邉彩香が同組となった。それぞれ今季勝利を飾っているツアーの主役たちの組は多くのギャラリーを集めそうだ。

　初の公式戦Vを目指す森田は木戸愛、福田真未とのペアリング。3週前のCAT Ladiesでは上田とのつばぜり合いの末敗北したものの、久々に優勝争いを演じており徐々にだが女王のゴルフが戻ってきた。また、葭葉ルミ、藤田光里の若手2人とベテラン福嶋晃子が同居する組も面白そうだ。

　大会実行委員長の入江由香いわく今大会のコースは「メリハリをつけたセッティング」。「バーディを獲らなければいけないホール、パーセーブをしなければいけないホールなどきっちりとメリハリをつけました。ただ共通するのはショットの正確性でしょう」と解説している。また“ストレートに見えても実際はドッグレッグしている”といった視覚的トラップも随所に張り巡らされており、最後まで読めない展開となりそうだ。