国内女子ツアーの新規トーナメント、センチュリー21レディスゴルフトーナメントは26日、静岡県の伊豆大仁カントリークラブで第2ラウンドの競技を終了した。4年ぶりの優勝を狙うウェイ・ユンジェ（台）がただ一人2桁アンダー（通算10アンダー）に乗せて大会の初代女王に王手をかける中、16位タイからスタートした成田美寿々が6アンダー66の猛チャージを披露。通算8アンダーとして3位タイへジャンプアップし、今季4勝目に向け好位置を確保した。

　上位はトーナメントリーダーと1打差の単独2位に、現在賞金ランキング2位のイ・ボミ（韓）が続き、成田と同じ3位タイに同ランク首位を走るアン・ソンジュ（韓）、勝負どころで3連続バーディをマークした木戸愛、上がり6ホールで4バーディを奪った藤本麻子などがつけている。

　現在賞金ランク3位の成田は「ショートアイアンできっちりバーディが獲れた」と振り返った通り、アプローチでしっかりピンそばに寄せこの日のバーディラッシュにつなげた。今週はサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントに次ぐ2週連続優勝がかかっているものの、本人は「あまり考えないでやりたい。（アンと）伸ばしあいをして、最後はいい結果で終わればいいなと思います」と無欲の勝利を誓った。

　その他、前週プレーオフで敗れた香妻琴乃が通算6アンダー9位タイ、5バーディ、2ボギーとスコアを伸ばしきれなかった森田理香子は通算4アンダー20位タイ。地元出身の渡邉彩香が通算2アンダーで藤田光里、堀奈津佳らと並び33位タイで決勝ラウンド進出を決めている。