国内女子ツアーの今季第20戦 センチュリー21レディスゴルフトーナメントが25日、静岡県の伊豆大仁カントリークラブで開幕した。現在賞金ランキング1位を走るアン・ソンジュ（韓）が前半から3つスコアを伸ばすと、後半も4つバーディを重ね7アンダー65をマーク。2位タイの藤本麻子と西山ゆかりに1打差をつけ、記念すべき第1回大会第1ラウンドのトップに立った。

　上位は5アンダー67の4位タイに台湾出身のウェイ・ユンジェと5連続バーディを奪ったイ・ジミン（韓）が続き、出だし2ホール連続ボギーでつまづいた同ランク2位のイ・ボミ（韓）は、後半1イーグル、3バーディと盛り返して3アンダー69、大山志保、酒井美紀、馬場ゆかり、木戸愛ら実力者と並んで9位タイにつけている。

　4番パー5でこの日初バーディを奪ったアンは、続く5番パー3でもバーディ奪取に成功。その後もリズムよくバーディを加える危なげないプレーでトーナメントをリードした。今季はすでに3勝マーク。ここで勝って優勝賞金1,080万円を加算し、2010、2011年に次ぐ3度目の女王の座を一気に引き寄せる心積もりだ。

　その他、前週優勝を飾り賞金ランキング3位につける成田美寿々が4バーディ、2ボギーで回り16位タイ（2アンダー70）。昨季賞金女王の森田理香子は、上田桃子、アマチュア柏原明日架とともに1アンダー71の33位にいる。