ディフェンディング・チャンピオン、ホステスプロ、期待のルーキー…etc。主役たちが上位を席巻している。

　国内女子ツアーのサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントは18日、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に第1ラウンドの競技を行い、6アンダー66をマークした昨年覇者の吉田弓美子ら5人がトーナメントをリード。1打差の6位タイにはホステスプロの香妻琴乃、期待のルーキー藤田光里ら5人が並んでいる。

　連覇＆今シーズン初優勝を目指す吉田は、前半だけで4つスコアを伸ばすと、後半もさらに2つ伸ばして「66」をマーク。成田美寿々、中村香織、申ジエ（韓）、イ・ナリ（韓）と並び初日を終えて首位に立った。昨年はシーズン3勝を挙げブレイクを遂げた吉田だが、今年は予選落ち4回、棄権2回と苦しんでいた。

　また、この日は90年代生まれの2人も躍動した。ホステスプロとして今大会に臨んだ香妻は、前半の4連続を含む6バーディで一時トップグループに浮上。15番でボギーを叩いて一歩後退したが、まだ1打差とツアー初Vも十分狙える位置につけた。19歳のルーキー藤田も6バーディ、1ボギーとほぼ完ぺきなゴルフでこちらも初優勝を射程圏内に捉えている。

　3アンダー69の14位タイに香妻と同じくホステスプロの堀奈津佳、2012年の第1回大会覇者の木戸愛、渡邉彩香ら。前週の全英リコー女子オープンで日本勢最上位の21位タイに入った原江里菜は2アンダー70で現在賞金ランキング3位の酒井美紀、アマチュアの森田遥（高松中央高3年）と並ぶ31位タイ。原と同じく全英に出場した森田理香子は1アンダー71の50位タイとバーディ合戦からはやや出遅れた。

　尚、出場予定だった賞金ランク1位のアン・ソンジュ（韓）、テレサ・ルー（台）、一ノ瀬優希は大会を前に欠場を表明している。