K.スタドラー堅首 連覇狙うG.マクドウェル4位タイ
2014年7月5日(土)午前9:00
アメリカの独立記念日にケビン・スタドラー(米)が単独トップの座をキープした。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間4日、2018年のライダーカップの開催地に選ばれているフランスのル・ゴルフ・ナショナルを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日『64』の好スコアでロケットスタートを切ったスタドラーが、この日も6バーディ(1ボギー、1ダブルボギー)を奪って3アンダー68をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし単独2位につける地元のビクター・リウ(仏)に3打差をつけ快調にトーナメントを引っ張っている。
10番スタートのこの日、前半3連続を含む4バーディを奪いながら、最終9番でグリーンを狙うショットがまさかのシャンク(打球が右に飛び出すミス)。ダブルボギーを叩いて後続に差を詰められたスタドラーだが「最後は締まらなかったけれど、パットの状態が良いし、ショットの感触も良い。この2日間良いプレーが出来た」と手応えを強調。
今季は2月に米ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで初優勝を飾ったことで、マスターズ初の親子同時出場が実現し話題となった。しかしその後調子を落とし目欲しい成績を残せていないが「ようやく調子が上がってきた」とヨーロッパでの優勝に意欲を見せている。
そしてこの日はディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)が2つスコアを伸ばし、通算3アンダーでスコット・ジェイミソン(スコットランド)、マイケル・ホーイ(北アイルランド)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)らと並ぶ4位タイに浮上。「ケビン(スタドラー)が走っているから厳しい展開だがゴルフは最後まで何があるかわからないからね」と1年ぶりの優勝に照準を合わせた。
その他、前日単独2位のマルセル・シエム(独)が通算5アンダー単独3位、同じドイツ出身の全米オープンチャンピオン、マーティン・カイマー(独)は通算2アンダー11位タイ。
尚、今大会は全英オープン予選も兼ねており、まだメジャー切符を持っていない選手の中で上から順に3名が全英オープン出場権を獲得することになっている。