混戦制しF.ザノッティ、パラグアイ人初欧州ツアーV!
2014年6月30日(月)午前10:38
世界ランク2位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)を含む4人でのプレーオフを制し伏兵ファブリツィオ・ザノッティがパラグアイ人初の欧州ツアーチャンピオンに輝いた。
同ツアーのBMWインターナショナル・オープンは現地時間29日、ドイツのGCラチェンホフを舞台に最終ラウンドの競技を終了。スコアの伸ばし合いとなったこの日、19位タイからスタートしたザノッティが7アンダー65をマーク。通算19アンダーまで伸ばすと、ステンソンもバック9で4バーディ、1イーグルの猛追を見せ通算19アンダーでホールアウト。この2人にグレゴリー・ハブレット(仏)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)を加えた計4人が同スコアで並び決着はプレーオフにもつれ込んだ。
18番と17番で行われたサドンデスでは2ホール目にハブレットがバーディを逃して脱落。4ホール目でカブレラ-ベロがパーセーブならずに姿を消し、最後はザノッティとステンソンの一騎打ちとなった。
そして迎えた5ホール目、バンカーにつかまったステンソンがパーセーブならず、ザノッティのパーパットにオーケーを出し決着。これまで2位(タイを含む)に3度は入りながら未勝利だったザノッティが嬉しいツアー初勝利をものにした。
「我慢しまくった。プレーオフでは結果を求めず一打一打に集中した。凄くハッピー!」と喜びをあらわにしたザノッティ。「今日は自分の日だった。一生懸命努力をして自信を積み重ねて来た結果、ついにこの瞬間を迎えられた」と興奮醒めやらぬ様子だった。
1打差の5位タイにサイモン・ダイソン(英)、トンチャイ・ジェイディ(タイ)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が入り、前日のトーナメントリーダー、パブロ・ララサバル(スペイン)はスコアを伸ばせず通算17アンダーはトーマス・ビヨーン(デンマーク)らとともに8位タイに終わった。
尚、全米オープン優勝後、初めで地元に凱旋したマーティン・カイマー(独)は決勝ラウンド進出を逃している。