ドイツ勢が7年ぶりの王座奪還狙う 凱旋V目指すM.カイマー「プレッシャーは望むところ」
2015年6月24日(水)午後0:05
(写真提供:Getty Images)
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープンが現地時間25日、ドイツのゴルフクラブミュンヘンアイヒェンリートを舞台に開幕を迎える。2008年のマーティン・カイマー以来、ドイツ人選手が優勝から遠ざかっている今大会で、同選手やマクシミリアン・キーファーら地元勢が母国でのトロフィ獲得を目指す。
昨季大会では、ファブリツィオ・ザノッティーがヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らとの4選手によるプレーオフを制してツアー初勝利。パラグアイ人初の欧州ツアーチャンピオンに輝いた。今季はそのザノッティー、ステンソンのほか、パブロ・ララサバル(スペイン)、デビッド・ホージー(英)、ニック・ドハティ(英)といった歴代王者がミュンヘンのフィールドに集結。気迫みなぎるドイツ人選手との熾烈な優勝争いが予想される。
地元勢のなかで注目度が高いのは、やはり今大会の歴代覇者でありメジャー通算2勝を誇るカイマーだろう。前週の全米オープンでは無念の予選落ちを喫したものの、その影響で早めに今大会への準備を始められたことは好材料。2008年の優勝以来、今大会ではトップ10入りわずかに1回と地元ファンの期待には応えられていないが「今年は良いプレーを見せたい」と母国での名誉挽回に意気込みを見せる。
ドイツでのプレーについて「地元ファンを前にプレーするのはプレッシャーがかかるもの」と語るカイマーは、「だが、その分彼らを喜ばせたいという気持ちにもさせてくれるし、そういうプレッシャーは望むところだ。もちろん、常に思い通りになる訳ではないが、だからといってチャレンジをやめることはない」ともコメント。
「メジャーの翌週大会はとても難しい一週間になることもある。特に時差が9時間もあるとね」と今大会の難しさに触れながらも「自分を支えてくれた人たちに何らかのお返しをすることはとても大切なことだ」とプレーを通じての恩返しを誓っている。
ドイツ勢では、欧州ツアーの直近5戦中3試合でトップ10入りするなど調子上向くキーファーの活躍も期待される。「地元ファンの前でプレーすることは大きな助けになる」と母国でのプレーはアドバンテージだと話すキーファーは、その一方で「ローリー(・マキロイ)が母国の北アイルランドで予選落ちとなったように、試合以外の部分に時間を割いたりしてゲームだけに集中出来なくなるという点では、タフな大会になるかもしれない」と気を引き締めている。
今大会にはそのほか、2週前のリオネスオープン powered by グリーンフィニティーでツアー2勝目を挙げたクリス・ウッド(英)、今季2勝目を目指すソレン・ケルドセン(デンマーク)らもエントリー。地元選手が王座を奪還するか、それとも再び外国勢の戴冠を許すか、ミュンヘンの激闘から目が離せない。
BMWインターナショナルオープンは1?3日目を生中継!
1989年からスタートしたトーナメント。毎年冠スポンサーのBMWのお膝元ドイツで開催される。昨年大会は、72ホールを終え、19アンダーで4人が並ぶ、大混戦となった。5ホールにも及ぶプレーオフを制し、勝利を手にしたのは、パラグアイ出身のファブリツィオ・ザノッティーだった。地元ドイツ勢の優勝は、2008年大会を制したマーティン・カイマーのみ。カイマー、マルセル・シーム他、ドイツ勢が、地元で凱旋優勝を狙う!
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