茂木宏美がママになってツアーに戻ってくる。

　26日開幕の国内女子ツアー第17戦 アース・モンダミンカップ（千葉県、カメリアヒルズカントリークラブ）は、総額1億4,000万円、優勝2,520万円のツアー賞金最高額がかかる4日間72ホールの戦いだ。前半戦最後の山場と言っても過言ではないため、前週の全米女子オープンに出場していた面々も大半が帰国して参戦する。

　ここで産休から復帰するのがツアー通算6勝の茂木だ。昨年の10月の日本女子オープンゴルフ選手権競技を最後に産休へ。今年の2月12日に無事女の子を出産、準備を整えカムバックの舞台に選んだのがホステスプロでもあるこの大会だ。娘を抱く夫とともに会場に現れると、たちまちプロ仲間や関係者たちに取り囲まれ幸せそうな笑顔を見せた。産休前に「目標は家族3人で優勝を分かち合うことです」と口にしていた茂木が、母として改めて勝負の場に挑む。

　全米女子オープン出場組での注目は、自己ベストの7位タイに入った横峯さくらだろう。好調の今こそシーズン初Vを狙いたい。昨季賞金女王の森田理香子も35位タイと今一つだったが、それでも初めての舞台で4日間プレーした。今季は第3戦のＴポイントレディス ゴルフトーナメントで早々と1勝を挙げたものの、その後はパッとしない戦績が続いているだけにこれをカンフル剤と出来るか。

　もうひとりの予選通過者（55位タイ）成田美寿々や、予選落ちながらメジャー帰りの渡邉彩香、穴井詩、吉田弓美子、テレサ・ルー（台）らも参戦。ディフェンディング・チャンピオンの堀奈津佳、今季好調のイ・ボミ（韓）、アン・ソンジュ（韓）らを加え、前半戦最大の山場に突入する。