（写真提供:Getty Images）

　25日、国内女子ツアーのセンチュリー21レディスゴルフトーナメント（静岡県、伊豆大仁カントリークラブ）は第2ラウンドの競技を行い、昨季大会覇者のイ・ボミ（韓）が4アンダー68をマーク。通算7アンダーの4位タイに浮上した。

　賞金ランクトップのイ・ボミはこの日、11位タイからスタートし、3番パー3でボギーが先行して一歩後退。しかし、その後12番までに4つのバーディを奪うと、13番ボギーのあとの15番、16番でもバーディを加え、連覇がかかる最終日に良い形でつなげた。

　今季はシーズン4戦目のアクサレディス宮崎から4試合連続で2位（タイ含む）に入ると、サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントで6位タイ。続く公式戦のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでも単独3位と安定した成績を収めていたが、あと一歩勝ち切れていなかったイ・ボミ。それでも翌週のほけんの窓口レディースでは最終日に「66」を叩きだし、鮮やかな逆転で今季初勝利を収めた。

　さらに6月のアース・モンダミンカップで2勝目を挙げ、獲得賞金はシーズン折り返し地点ですでに1億円の大台（約1億700万円）を突破。賞金ランキング2位のテレサ・ルー（台）に4,300万円の大差をつけ、初の賞金女王に向けて独走中だ。シーズン頭から好調を維持しているだけに、今大会でさらに賞金を積み上げるのは間違いなさそうだ。

　単独トップは今季未だ勝利のない昨季賞金女王アン・ソンジュ（韓）。13番までは2アンダーと波に乗り切れなかったが、勝負どころの15番から3連続バーディを奪取して5アンダー67で回り、後続に3ストローク差の通算13アンダーとしている。

　以下、通算10アンダー単独2位にツアー未勝利の東浩子、通算9アンダー単独3位にペ・ヒキョン（韓）がつけた。イ・ボミと同じ4位タイには前日単独2位の菊地絵理香、飯島茜、若林舞衣子が並び、通算6アンダー8位タイには今季1勝の藤田光里、原江里菜、鈴木愛などが続いている。

　注目のアマチュア勢では、新垣比菜（興南高2年）が藤田らと同じ8位タイ、勝みなみ（鹿児島高2年）が通算5アンダー14位タイに踏みとどまる一方、初日4位タイの蛭田みな美（石川高3年）はこの日2オーバー74と崩れ、通算3アンダー21位タイに順位を落とした。

　一方、前日「75」を叩いて92位タイと出遅れた2013年賞金女王の森田理香子は、この日も2オーバー74と巻き返せず、通算5オーバー94位タイで無念の予選落ちを喫している。

センチュリー２１レディスゴルフトーナメント「とことん１番ホール生中継」

国内女子ツアー第１９戦。昨年新規開催された大会だ。昨年大会は、最終日１打差でスタートしたイ・ボミが制している。ゴルフネットワークでは、今大会を「とことん１番ホール生中継」でお届け。伊豆大仁カントリークラブの１番ホールは、谷越えの豪快なパー５。要所にフェアウェーバンカーが構えており、正確性も問われるホールだ。昨年はこの１番で躓いて優勝を逃した選手もいるだけに、緊張高まるティーショットとなるだろう。

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「とことん１番ホール生中継」とは？

「とことん1番ホール生中継」と題して、『とことん』こだわったゴルフネットワークオリジナルの中継をお届けします。1番ホールのティーショットからホールアウトまで、各選手のプレーをスタート順にLIVEで中継。飛距離やスイング、コース戦略など各選手の違いや特徴をゴルフ専門局ならではの視点で詳しくお伝えします。

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