M.ランドバーグ、プレーオフ劇的バーディで6年ぶりV!
2014年6月9日(月)午前9:40
40歳のベテラン、ミカエル・ランドバーグ(スウェーデン)が12メートルのバーディパットを沈め、劇的な復活優勝を飾った。
欧州ツアーのライオネス・オープン(オーストリア、ダイヤモンドCC)は現地時間8日、最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートし連覇を狙ったヨースト・ルーテン(オランダ)がスコアを伸ばせず(イーブンパー72)通算11アンダーに終わる中、2008年のロシアン・オープン以来のツアー通算3勝目を狙うランドバーグと前日単独2位のベルント・ウィースバーガー(オースリア)が通算12アンダーで並び、決着はプレーオフにもつれ込んだ。
18番パー3で行われたサドンデス1ホール目。ティーショットを打ち終わった時点ではピンまで5メートルにつけたウィースバーガーが優位に見えた。ところがこの日8バーディ(1ボギー)の猛チャージでプレーオフにコマを進めたランドバーグが12メートルのロングパットをねじ込んで起死回生のバーディ奪取に成功。ピンチをチャンスに変えたベテランの気迫に押されたウィースバーガーが5メートルのパットを外し、ランドバーグが6年ぶりに勝利の美酒に酔いしれた。
「言葉がないよ。ウィースバーガーの(プレーオフの)ショットは素晴らしかったけれど、こっちに運があった。本戦の最終ホールで同じようなところからパットを打っていたのでラインは分かっていた。でもまさか入るとは……」と感激をあらわにしたランドバーグ。「自分はここ4年、シードを獲れず予選会に逆戻りしていた身だからね。本当にうれしい」と声を弾ませた。
プレーオフで敗れたウィースバーガーが単独2位。単独3位にルーテンが入り、通算10アンダー単独4位にリー・スラッテリー(英)。最終日に5アンダー67のチャージを見せた50歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算8アンダーで、ファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)と並び5位タイに食い込んでいる。