成田美寿々が三つ巴のプレーオフを制して今季2勝目を挙げた。

　国内女子ツアーのヨネックスレディスゴルフトーナメントは8日、新潟県のヨネックスカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行い、通算8アンダーで並んだ成田、大山志保、大和笑莉奈がプレーオフに突入。1ホール目でバーディ奪取に成功した成田がツアー通算4勝目を飾っている。

　この日1打差単独トップから出た成田は、前半9ホールすべてパーと我慢のゴルフが続き、一時後続に追い付かれる場面もあったが落ち着いてプレー。初日、2日目とスコアを伸ばしている13番パー5のバーディで再びリードを奪うと、その後17番までノーボギーを守りきり逃げ切りを図る。

　しかし、最終18番でまさかの3パットボギーを叩きプレーオフに。それでもここで崩れないのが今季好調の所以か。1ホール目で2.5メートルのバーディパットを沈めて勝負を決めた。今季はワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップで公式戦初V、出場した12試合中トップ10が6試合と好調をキープしている。

　プレーオフで敗れた大山、大和が2位タイ。以下上位陣は、通算7アンダー単独4位にホステスプロのアン・ソンジュ（韓）、通算6アンダー5位タイにディフェンディング・チャンピオンの表純子、穴井詩、山城奈々、通算5アンダー単独8位に藤田幸希が続いている。賞金ランキング首位のイ・ボミ（韓）は通算4アンダー9位タイ、通算3アンダー12位タイには横峯さくら、渡邉彩香、原江里菜、テレサ・ルー（台）、申ジエ（韓）ら有力選手が並んだ。

　尚、昨季賞金女王の森田理香子は、大会2日前に宿舎のドアに右手を挟み薬指痛で欠場。他にも今季2勝の一ノ瀬優希、笠りつ子、北田瑠衣がそれぞれケガで欠場を余儀なくされている。