国内女子ツアーの今季第4戦目、アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIが27日に開幕。宮崎市に開催地を移してから3度目となる同大会は、今年も春満開のUMKカントリークラブ（宮崎県）を舞台に3日間の日程で行われる。

　昨年大会を制したのは、当時20歳の渡邉彩香。最終日をトップと2打差の2位タイからスタートした渡邉は一時、6ストロークの大差をつけられたものの、16番から連続バーディ、そして最終18番でチップインイーグルを奪う奇跡の逆転劇でプロ初勝利を達成。特に18番の劇的イーグルシーンは、同年のメディア賞『ベストショット』部門にも選出されたもの。

　ツアーの顔として認められたが、年末の授賞式で聞かれたのは反省の弁だった。「とても勉強になった1年。だけどもう1勝したかった。チャンスがあっただけに残念……」と渡邉。それだけに今年にかける想いは強い。オフの間は1時間走、100mの坂道ダッシュ、砂浜のランニングに加え、100kg以上のバーベルを使ったスクワットなど、身体を苛め抜いた。

　今年の目標は「絶対に年間複数回優勝」。「それから今年は公式戦でも頑張れたと思うので、そこで優勝を狙います。それが出来ればシーズン終盤、賞金女王争いに加われるでしょう」とも語っており、2015シーズンは待望のメジャー優勝、そして賞金女王タイトルも狙っていく。昨年奇跡を起こした宮崎の地で、その第一歩を踏み出すことが出来るか？

　また、同大会には他にも、前週5年ぶりVを飾った飯島茜、地元・宮崎出身の大山志保に加え、昨季賞金ランキング上位勢のイ・ボミ（韓）、申ジエ（韓）、成田美寿々、原江里菜ら強豪選手が出場予定。第1回大会では堀奈津佳、昨年は渡邉と過去2大会連続でツアー初優勝者を生み出しているトーナメントだけに、柏原明日架ら若手有望株の活躍にも注目だ。

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