H.ステンソン失速 T.ジェイディがプレーオフ制す
2014年6月2日(月)午前9:51
地元V目前でヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が失速する中、混戦模様となった優勝争い。三つ巴のプレーオフを制してトロフィを掲げたのはタイの英雄トンチャイ・ジェイディだった。
欧州ツアーのノルデア・マスターズは現地時間1日、スウェーデンのPGAスウェーデンナショナルを舞台に最終ラウンドの競技を終了。スコアの伸ばし合いとなったこの日、決着は通算16アンダーまでスコアを伸ばしたジェイディ、ビクトル・ドゥブイソン(仏)、スティーブン・ギャラハー(スコットランド)の3人によるプレーオフにもつれ込んだ。
18番パー5で行われたサドンデス1ホール目、いずれもパーに終わったヨーロッパ勢に対し44歳のベテラン、ジェイディがバーディを奪って2年ぶりツアー通算6勝目を達成。「今日はタフな1日だった。出だしの3連続バーディで波に乗ったが終盤難しいホールが続いたからね。11番のイーグルがボーナス」。7アンダー65のチャージで逆転Vを達成したジェイディは、久々の勝利の美酒に心の底から酔いしれていた。
一方、首位タイから地元での今季初Vを目指した昨季の欧米ダブル年間王者ステンソンは、序盤で3バーディを奪ったもののその後ボギーがかさみ5バーディ、4ボギーの1アンダー71止まり。通算14アンダー単独5位に終わり意気消沈。「本当にがっかりだ。序盤は良かったけれど、6番のボギーで流れを止めてしまった。故郷のファンの前で勝てれば良かったけれど、これから先も試合は続く。またチャンスがあると思いたい」と落胆をあらわにした。
通算15アンダー単独4位にロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)が入り、通算13アンダー5位タイにアルバロ・キロス(スペイン)、ロバート・カールソン(スウェーデン)ら。