復活が待たれる宮里藍は、日没順延となった第2ラウンドで順位を落とした。

　米女子ツアーのキングスミル選手権は現地時間16日、バージニア州キングスミル・リゾート リバーCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、早朝からの雨でスタートがおよそ3時間半遅れ最終組が8ホール消化した時点で日没サスペンデッドが決まった。

　そんな中、初日11位タイとまずまずのスタートを切っていた藍は18ホールを完走出来ず、13ホールを終えたところで順延となり、残り5ホールは明日へ持ち越しとなった。この日の藍はボギーが先行する苦しいラウンド。雨で下が濡れランが出ずに飛距離を稼げず、パットの調子も今ひとつで1バーディ、3ボギーとスコアを2つ落とし、通算1アンダーは暫定36位タイに後退した。

　また復調のきっかけをつかみたい有村智恵は10番スタートのこの日、出だしの10番でバーディを奪うと、17番もバーディとして（18番はボギー）ハーフ終了時点で1つスコアを戻し通算2オーバー。初日の95位タイから予選カットラインにあと一歩の暫定72位タイまで順位を上げ、残り9ホールでの決勝ラウンド進出に望みをつないだ。

　しかし日本勢で唯一36ホールを消化したルーキーの野村敏京は2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの5オーバー76を叩き、通算3オーバーは初日の18位タイから暫定82位タイへ急降下。予選通過は絶望的なポジションに後退した。

　上位争いは前日単独3位につけた朴ヒーヨン（韓）が通算8アンダーで暫定ながら単独トップ。1打差の暫定2位タイにこの日6アンダー65と爆発したステイシー・ルイス（米）に加え、藍と同組のレクシー・トンプソン（米／13ホール終了）＆アザハラ・ムニョス（スペイン／13ホール終了）、さらにブリタニー・ラング（米）らが並んでいる。

　尚、ルイスは今大会の成績如何でインビー・パーク（韓）を抜き世界ランク1位に浮上する可能性がある。