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海外男子

トップシードのH.ステンソン、最後は貫録勝ちで2回戦進出

2014年2月20日(木)午前11:39

 ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が最後の最後にトップシードの意地を見せつけた。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのシーズン初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)は、世界ランクNo.1のタイガー・ウッズ(米)、No.2のアダム・スコット(豪)が揃って欠場しているため、No.3のステンソンがトップシードで出場。現地時間19日に行われた1回戦では、出場選手中世界ランクの最も低いキラデク・アフィバーンラト(タイ)と対戦した。

 トップシードの選手が1回戦で姿を消したのは、昨季大会のローリー・マキロイ(北アイルランド)だけではない。過去14大会中、4回番狂わせが起こっているが、大会前にそのことを問われたステンソンは「自分がトップシードだろうと、50位だろうと関係ない」と笑い飛ばしていた。

 ところがこの日、1番バーディのアフィバーンラトに先手を取られてしまう。2番パー5で揃ってバーディとした後、3番パー3のバーディで、ステンソンはオールスクエアに追いついたが、その後もしぶといアフィバーンラト相手に苦戦した。6番も共にバーディとした後、8番で相手がボギーを叩いて1アップとしたが、9番のボギーでまたしても振り出しに。

 さらにステンソンは10番でもボギーを叩き1ダウン。11番を取ってオールスクエアに戻したが、12番を奪われて再び1ダウン。昨季の米男子ツアー年間王者で、欧州ツアー賞金王でもあるステンソンは、1ダウンのまま残り5ホールと追い詰められていく。

 それでも、実力十分のステンソンは自分のゴルフを忘れなかった。アフィバーンラトが14番でボギーを叩いてオールスクエアになると、大詰めの16番、17番で連続バーディ。一気に2アンド1と勝負を決めて貫録勝ちした。

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