国内女子ツアーの今季最終戦 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは27日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に開幕。第1ラウンドを終えて6アンダー66をマークした渡邉彩香が単独トップ、1打差の単独2位にイ・ナリ（韓）、2打差の単独3位に香妻琴乃が続く展開となっている。

　渡邉は前半だけで5バーディを奪う快進撃。後半もさらに1つスコアを伸ばし、大会初出場にも関わらずトップ発進を切った。今年はアクサレディス宮崎でツアー初優勝を飾り、米メジャーの全英リコー女子オープンにも出場するなど、大躍進を遂げた21歳。飛躍のシーズンを勝利で締めくくることが出来るか？ また、3位にはこちらも初出場の22歳香妻がつけており、注目の若手2人が好スタートを見せている。

　以下上位陣は、3アンダー69の4位タイにテレサ・ルー（台）とO.サタヤ（タイ）、2アンダー70の6位タイに吉田弓美子、原江里菜、穴井詩。昨季賞金女王の森田理香子は、国内復帰後2勝を挙げた上田桃子、賞金ランキングNo.2のイ・ボミ（韓）と並ぶ1アンダー71の9位、ディフェンディング・チャンピオンの大山志保は、今季3勝の成田美寿々とともにイーブンパー72の14位タイ発進となった。

　一方、すでに賞金女王＆年間最優秀選手賞の2冠を確定させている女王アン・ソンジュ（韓）はまさかの出遅れ。この日は7番パー4でダブルボギーを叩くなど、2オーバー74とスコアを崩し、大会史上初めてアマチュアとして参戦した勝みなみ（鹿児島高1年）と同じく、出場28選手中23位タイと、下位からのスタートを余儀なくされている。