2014年初戦はZ.ジョンソンが逆転V! A.スコットは6位タイ
2014年1月7日(火)午前11:42
ツアー優勝者たちの戦いを制したのは2007年マスターズ王者のザック・ジョンソン(米)だった。
前年のツアー優勝者30名が集結した米男子ツアーの2014年初戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズは現地時間6日、ハワイ州のプランテーション・コース at カパルアを舞台に最終ラウンドの競技を行ったが、優勝争いは激戦となった。
この日、通算14アンダーでダスティン・ジョンソン(米)、ジョーダン・スピース(米)、ウェブ・シンプソン(米)の3人が首位に並んでスタートしたが、ダスティン・ジョンソン、シンプソンはボギーが先行。スピースはバーディチャンスを決められないフラストレーションのたまるプレーと、揃ってスコアを伸ばせない展開が続いた。
その隙を縫うように、首位に2打差の単独4位からスタートしたザック・ジョンソンが着実にバーディを重ね、さらにジェイソン・ダフナー(米)、ケビン・ストリールマン(米)らもスコアを伸ばし、中盤は誰が勝ってもおかしくない熱戦が繰り広げられた。
だが、ショット、パットともに安定しているザック・ジョンソンに隙はなく、この日7つスコアを伸ばして通算19アンダーでホールアウト。シンプソン、スピースの最終組を待ったが、結局スピース(単独2位)に1打差、シンプソンとストリールマン(3位タイ)に2打差をつける堂々のシーズン初優勝を飾った。
ツアー2勝目だったマスターズ優勝後、メジャータイトルこそないが、8つのツアー優勝を積み重ねてきた実力は折り紙付き。新シーズン早々の勝利はツアー通算11勝目。待望のメジャー2勝目を予感させる新年のスタートに笑顔が弾けた。
その他上位陣は、通算15アンダー単独5位にダフナー。世界ランクNo.2のアダム・スコット(豪)は15番パー5でイーグルを奪うなど4アンダー69で回り通算14アンダー。しっかりと6位タイに食い込んでいる。
連覇を狙ったダスティン・ジョンソンはマット・クーチャー(米)、ビリー・ホースヘル(米)、スコットと並ぶ6位タイで大会を終えた。
前年のツアー優勝者のみが出場を許され、そのうち30人が出場した新年最初の米ツアー。昨年の様な強風に襲われることはなかったが、それでもやはりツアーがさらに層の厚いものになっていきそうな気配を漂わせる初戦となった。