メジャー通算4勝のアーニー・エルス（南ア）がアダムスゴルフとの複数年契約を新年早々に発表した。

　明らかになったのはクラブ契約とロゴ入りバッグ、ヘッドウェアの使用契約で、昨年末にキャロウェイゴルフとの契約が切れ、アダムスゴルフとの契約に至ったという。

「欧米両ツアーでのNo.1ハイブリッド（ユーティリティ）メーカーであるアダムスゴルフは、メジャー4勝であると同時に世界各地で優勝経験を持つアーニー・エルスと契約した。エルスのコース設計哲学はセカンドショットの戦略性にあり、これはセカンドショットを重視するアダムスゴルフの考えとぴったりだ」と同社からのリリースにある通り、エルスと同社のコンセプトが一致したようだ。

　エルスはテーラーメイドゴルフとも契約しており、1997年全米オープン、2002年全英オープンは同社のクラブで制している。その関係で同社スタッフとは旧知の間柄で、当面はテーラーメイドゴルフのドライバーを使用する予定だ。フェアウェイウッドとハイブリッド（ユーティリティ）、アイアンがアダムスゴルフ製のものに替る。アダムスゴルフは2012年にテーラーメイドゴルフに買収されており、この点では特に問題はない。

　昨年10月に44歳になったエルスが、新しい武器を手にしてゴルフに磨きをかける。2012年全英オープン以来のメジャー5勝目は、新しい道具との馴染み方次第と言っても良いようだ。