113人が参加して行われている2014年度LPGA最終プロテストは31日、岐阜県のベルフラワーカントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。これが3度の挑戦となった山田成美が通算7アンダーでトップ合格を飾る中、今テスト注目の堀琴音が通算4アンダー単独3位、柏原明日架が通算1アンダー9位タイで合格を果たした。

　同テストは3日間・54ホールの戦い。上位20位タイまでのものがプロテスト合格者となり、合格後2年以内に行われるLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。また、トップ合格者には『ｍｅｉｊｉ カップ（8月8?10日／北海道、札幌国際カントリークラブ 島松コース）』からの国内女子ツアー出場権（日本女子オープンゴルフ選手権競技、ミズノクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く）が与えられる。

　今季レギュラーツアーで3試合連続のトップ10フィニッシュを果たすなど“トップ合格”が期待された堀は、最初の5ホールで3バーディを奪うなど一時トップに迫る勢いを見せる。だが、6番パー5でボギーを叩くと、終盤の16番、17番で連続ボギーを叩き2日連続のイーブンパー72に終わった。目標としていたトップ合格には一歩届かなかったがそれでも単独3位の好順位で見事合格。これからはすでにツアー2勝を挙げている姉の奈津佳とともに『美人姉妹プロ』としての活躍に期待がかかる。

　また、前日15位タイと当落線上にいた柏原も最終日に1アンダー71とスコアを伸ばして通算1アンダー9位タイで合格。その他、通算5アンダー単独2位の山城奈々、通算3アンダー4位タイの植田希実子と大城美南海、通算2アンダー6位タイに入った初日トップの新海美優、通算1オーバー15位タイの保坂真由、鬼頭桜、通算2オーバー18位タイのジェニファー・ヒラノ（米）までの上位26人がプロを名乗ることを許されている。