すでにレギュラーツアーでも実績を残している堀琴音が、プロへの第一歩で好発進を切った。

　113人が参加して行われている2014年度LPGAプロテストは29日、岐阜県のベルフラワーカントリー倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。この日5連続バーディを含む6バーディ、ノーボギーの66で回った新海美優が単独首位、1打差の単独2位に植田希実子と続く中、今季レギュラーツアーで3試合連続のトップ10フィニッシュを果たすなど“アマチュア旋風”をリードしてきた堀が首位と2打差単独3位につけている。

「思ったよりリラックス出来ました」。その言葉通り堀は前半からバーディを量産（4バーディ、ノーボギー）。「ちょっとだけ風が出てきて縦の距離が合わなくなった」後半はややペースを落としたが、それでも1バーディ、1ボギーにまとめて4アンダー68の好スコアで初日を終えた。

　今テストの前にはステップ・アップ・ツアーのABCレディースで同ツアー初参戦で初優勝。「勝ったのは大きいです。良い自信になって良い流れで来れたかなと」明かした堀。目標は“トップ合格”だが「何があるか分からないのでありえないことも起こる可能性がありますし、焦らず対応出来ればと思います」と残り2日も自然体で臨むことを宣言した。

　その他の注目選手では、柏原明日架が1アンダー71の9位タイ、イーブンパー72の17位タイに保坂真由、1オーバー73の24位タイにジェニファー・ヒラノ（米）、今回が3度目の挑戦となる木戸愛の妹・侑来が2オーバー74の36位タイに続いている。

　同テストは3日間・54ホールの戦い。上位20位タイまでの者がプロテスト合格者となり、合格後2年以内に行われるLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。また、トップ合格者には『ｍｅｉｊｉ カップ（8月8?10日／北海道 札幌国際カントリークラブ 島松コース ）』からの国内女子ツアー出場権（日本女子オープンゴルフ選手権競技、ミズノクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く）が与えられる。