荒天の影響で3日連続サスペンデッドが続いた大会で24歳の若手が圧巻の勝利を飾った。

　米男子ツアーの2013-14年シーズン第6戦 OHLクラシック at マヤコバは現地時間17日、メキシコのエル・カマレオンGC at マヤコバを舞台に日没サスペンデッドになった第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。通算21アンダーまでスコアを伸ばしたハリス・イングリッシュ（米）が、6月のフェデックス・セントジュード・クラシックに続き嬉しいツアー2勝目をゲットした。

　途中まで誰が勝ってもおかしくない混戦模様。第3ラウンドを終えトップに立ったロバート・カールソン（スウェーデン）が5番でイーグル、8番でバーディを奪って逃げ切り態勢に入るかと思われたが、後半の12番から3ホールで4つスコアを落とす手痛いミスで後退する。

　その間イングリッシュが好調なショットを武器に、ときには10メートルのロングパットを沈めるなど、危なげないプレーでバーディを積み重ね（最終ラウンドは7バーディ、1ボギー）、ただひとりスコアを20アンダーの大台（通算21アンダー）に乗せ後続に4打差をつけて圧勝を飾った。

　今田竜二も通っていたジョージア大学のゴルフ部時代からスポットライトを浴びてきた大器が年内米ツアー最後の大会で大輪の花を咲かせた。

　その他上位陣は、通算17アンダー単独2位にブライアン・スチュアード（米）が入り、通算16アンダー3位タイにジェイソン・ボーン（米）、ローリー・サバティーニ（南ア）、クリス・ストラウド（米）。カールソンは通算15アンダーでジャスティン・レナード（米）らと並び6位タイに終わっている。

　尚、日本勢は今大会に出場していない。また次回の米ツアーは年明けの1月3日からハワイ、マウイ島で行われるヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズとなる。