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海外男子

17番老松伐採で攻め方が変わる!? 2014年マスターズ

2014年4月10日(木)午後0:51

 今年のマスターズは各選手大きく攻め方を変えることになりそうだ。

 ゴルフの“祭典”マスターズは現地時間10日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCを舞台についに開幕。これまでオーガスタといえば、17番にそびえ立つアイゼンハワーツリー(アイクズツリー)が数々の名手たちを苦しめてきたが今年はその姿がない。

 17番フェアウェイの左側、約210ヤード地点に立つ約20メートル、樹齢100年以上の老松は、第34代米国大統領ドワイト・D・アイゼンハワー氏との縁から、そのニックネームを取って“アイクズツリー”の名で呼ばれていた。1948年から69年に亡くなるまでの間、同コースのメンバーだったアイゼンハワー氏は、プレー中に何度もティーショットをこの木に当てていたそう。そこで56年にコースの委員会で木を切る提案を行ったが、あえなく却下。当時大統領2期目だったアイゼンハワー氏の実力も、クラブ創始メンバーのひとりで2代目コース会長だったクリフォード・ロバーツ氏には通じなかった。

 こんな出来事があってからこの木は“アイクズツリー”の名で呼ばれるようになった。木の存在がティーショットで狙えるエリアを狭くし、選手たちは木を避けるドローボールか、その上をいく高い球で17番を攻略しなければならず、マスターズで様々なドラマが生まれた。

 ところが、そのアイクズツリーも自然の力にはかなわなかった。今年2月に米国東海岸を襲った“スノーマゲドン”と名付けられた大雪による雪害で大枝の大半を失い、よみがえる余地がないほどに痛めつけられた老松に対し、クラブは断腸の思いで伐採を決断。今後、違う松の木が植え直される可能性はあるものの、今年は巨木を欠いた見慣れぬ光景の中、大会が行われることになった。

 これが勝負どころでどのように影響するのかは神のみぞ知るところ。アダム・スコット(豪)、フィル・ミケルソン(米)、バッバ・ワトソン(米)らの歴代優勝者や、実力がありながらまだマスターズ優勝のないアーニー・エルス(南ア)、ルーク・ドナルド(英)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ジェイソン・デイ(豪)らは果たしてどう攻め方を変えるのか。今年のマスターズはその辺りも鍵になってきそうだ。

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