O.ウィルソン、シード権獲得へ首位タイ発進! V.シン出遅れ
2013年9月27日(金)午前11:32
かつてのライダーカッププレーヤー、オリバー・ウィルソン(英)が絶好のチャンスを生かそうと意気込んでいる。
ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュース オールドC(=SA)、カーヌスティ(=C)、キングスバーンズ(=KB)の3コースを舞台にプロアマ形式で行われる欧州ツアー、アルフレッド ダンヒル・リンクス選手権は現地時間26日、第1ラウンドの競技を終了。ウィルソンはキングスバーンズをプレーして8アンダー64で回り、トム・ルイス(英/KB)、リチャード・マッケボイ(英/SA)、アレクサンドレ・カレカ(仏/SA)、マーク・トゥッロ(チリ/SA)と共に首位タイに立った。
2008年ライダーカップの欧州チームメンバーだったウィルソンだが、その後は低迷。2011年シーズン終了後にはレギュラーツアー(欧州ツアー)の出場権を失い、昨年から下部のチャレンジツアーを主戦場に戦ってきた。
今大会には主催者推薦で出場しているが「ずいぶん良いプレーができるようになってきた。ショットがコントロールできるようになり、プレッシャーの下でも自分のショットを信じられるようになった。それができていなくて大変だったんだけど」と、笑った。
土壇場でのツアーカード取得に絶好のスタートを切ったウィルソン。現在の世界ランクは489位だが、刺激になったのはライダーカップでパートナーだったヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の躍進ぶりだ。ステンソンは2012年シーズン開幕時には世界ランク230位とやはり低迷していた。しかし、そこから猛烈な巻き返しを見せて、とうとう米男子ツアーのフェデックスカップ年間王者に輝くまで返り咲いている。これにあやかり、来季のレギュラーツアー出場権獲得に一気に突き進みたい。
首位に1打差の6位タイにはトミー・フリートウッド(英/SA)、マーク・フォスター(英/KB)ら5人がつけている。その他の主な選手は、チャール・シュワーツェル(南ア/C)が4アンダー68で31位タイ、アーニー・エルス(南ア/C)、マーティン・カイマー(独/C)、ダレン・クラーク(北アイルランド/C)が3アンダー69で47位タイ発進。レティーフ・グーセン(南ア/C)が2アンダー70で74位タイ、ビジェイ・シン(フィジー/C)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア/C)が2オーバー74で139位タイと大きく出遅れている。