国内女子ツアーのサントリーレディスオープンゴルフトーナメントは15日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位タイでスタートしたアン・ソンジュ（韓）が7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークし、通算14アンダーで今季3勝目を飾った。同じく前日首位タイでツアー初優勝を目指した工藤遥加は2つスコアを落として通算6アンダー5位タイに終わった。

　アンは出だしの4ホールで3バーディを奪い幸先の良い滑り出し。6番でボギーを叩くも、後半の11番、12番で連続バーディ。さらに終盤の15番、17番でバーディを重ねて後続を突き放し、通算14アンダーとして2位に5打差をつけ、4月のヤマハレディースオープン葛城、5月の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンに続く今季3勝目を手にした。この勝利で賞金ランキングも首位に浮上している。

　最終日に28歳の誕生日を迎え、3位タイからバースデー逆転Vを狙った上田桃子は前半を1バーディ、ノーボギーで回り1アンダーでハーフターン。後半は出だしの10番と12番でボギーを叩くも、13番でバーディを奪い返す。勝負どころの17番では絶妙なタッチでロングパットを沈めイーグルを奪取するなど見せ場も作って2アンダー70。2011年ミズノクラシック以来の復活優勝はかなわなかったものの、通算8アンダー単独3位で大会を終えた。

　前日、史上初めてアマチュア3人が同組になるなど大会を沸かせた森田遥（高松中央高校3年）、勝みなみ（鹿児島高1年）、佐々木笙子は、森田が1オーバー73で回り通算4アンダー9位タイとトップ10フィニッシュを果たしたのに対し、勝はイーブンパー72のラウンドで通算イーブンパー24位タイ、佐々木は通算7オーバー51位タイに終わった。この他アマチュアでは柏原明日架が通算2アンダー15位タイに入っている。

　その他上位陣では、飯島茜が通算9アンダー単独2位。大江香織が通算7アンダーで単独4位に入り、工藤と並ぶ通算6アンダー5位タイに不動裕理、佐伯三貴、李知姫（韓）が名を連ねた。森田と同じ9位タイには大山志保、イ・ナリ（韓）、通算3アンダー12位タイには渡邉彩香、O.サタヤ（タイ）らが入った。