J.クスン逆転V! F.モリナリ失速16位タイ終戦
2013年9月23日(月)午前10:28
ジュリアン・クスン(仏)がサンデーバックナインの猛チャージで逆転Vを達成した。
欧州ツアーのイタリアン・オープンは現地時間22日、イタリアのGCトリノを舞台に最終ラウンドの競技を行い、首位と4打差の9位タイからスタートしたクスンが2番でダブルボギーを叩いた後、7つのバーディを量産して5アンダー67をマーク。通算12アンダーまでスコア伸ばし、昨季のオープン・デ・アンダルシア・コスタ・デル・ソル以来となるツアー通算2勝目を挙げた。
「2番でダボを叩いてからかえって落ち着いた。優勝するには15アンダーまで伸ばさなくてはならないと思っていたからまさか優勝出来るとは……。とにかく目の前のショットに集中することだけを考えた」と無欲の勝利を強調したクスン。チャンスあり、と踏んだのは16番でリーダーボードを見たときだ。「トップと2打差だったんだ。2打差なら頑張れば追いつくかもしれないと張り切った」と上がり2ホール連続バーディを奪って先にホールアウトした。
すると、前日のトーナメントリーダー、マーカス・フレイザー(豪)が15番から3連続ボギーを叩いて首位から陥落、結局2つスコアを落とし通算9アンダー8位タイで終戦。2位タイからスタートした地元期待のフランセスコ・モリナリもバックナインでノーバーディの3オーバー39を叩いてズルズルと後退し、クスンの勝利が決まった。
モリナリは2番と5番でボギーを叩き早い段階で優勝戦線から脱落したが、8番でバンカーからチップインバーディを決め、9番を連続バーディとし息を吹き返したかに見えた。しかし、後半スコアを落とし地元の声援に応えることは出来ず、通算7アンダー16位タイに終わった。
その他上位陣では、通算11アンダー2位タイにデビッド・ヒギンス(アイルランド)とスティーブ・ウェブスター(英)が入ったが、逆転を狙ったニコラス・コルサーツ(ベルギー)は通算10アンダー4位タイにとどまり、マッテオ・マナセロ(伊)は最終ラウンドで4つスコアを落とし、通算3アンダー42位タイの下位に終わっている。