年間王者を巡る戦いが白熱! カップは誰の手に!?
2013年9月12日(木)午前11:19
米男子ツアーの年間王者を巡る戦いが白熱している。
同ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権が現地時間12日、イリノイ州のコンウェイ・ファームズGCを舞台に開幕する。フェデックスカップポイントランキング70位までの実力者だけが出場を許された今大会は、これを含めて残り2試合となった米ツアーの年間王者を決める戦いでもある。
現在首位を快走するのは、同シリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権を制したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)だ。今シーズン5勝で世界ランキングNo.1のタイガー・ウッズ(米)が2位、シリーズ初戦 ザ・バークレイズ優勝のアダム・スコット(豪)が3位につけている。プレーオフシリーズでは予選ラウンドの組み合わせがランキング順となっており、今大会はステンソン、タイガー、スコットの3人が同組でいきなり激突する。いずれもポイントで切迫しているだけに、目の離せない戦いになりそうだ。
同様の理由で、マット・クーチャー(米/ランク4位)、グラハム・デラート(カナダ/同5位)、フィル・ミケルソン(米/同6位)も一緒にプレー。今季2勝のクーチャー、全英オープンでメジャー通算5勝目を飾ったミケルソン、そしてシーズン終盤で一気に存在感を示しているデラートの戦いも面白い。また、ルーキーながら実力は折り紙つきのジョーダン・スピース(米/同10位)は、キーガン・ブラッドリー(米/同11位)、ジェイソン・デイ(豪/同12位)とのペアリングとなっている。
一方、開催コースのメンバーでもあるルーク・ドナルド(英)も、復活優勝を狙っている。安定したプレーで一度は世界ランクNo.1の座を射止め、2011年には史上初めて欧米両ツアー賞金王に輝いた男も、昨季のトランジションズ選手権以来、勝ち星から遠ざかっている。目標としているメジャータイトルも取れず、世界ランクも13位まで転落してしまった。だが、コースを誰よりも熟知しているアドバンテージを生かして、再び王座に向かって突き進むきっかけにしたいところだ。
尚、今大会に日本勢は出場しない。